2016年8月15日に満を持して発売される、箏奏者・いぶくろ聖志の執筆・作曲・演奏による箏入門《箏のいろは》。本書にはいぶくろが書き下ろした6つのオリジナル曲が収載され、付属のCDには「お手本」「伴奏」と、これら二つを合わせた「二重奏」が収録されています。
 
前作の《音伽噺》はいぶくろ聖志の音楽性が大きく表出したアーティスティックな内容で、技術的にも難易度の高い作品が大半でしたが、今回の《箏のいろは》は初心者に配慮したシンプルなメロディーでありながらも、いぶくろの音楽的個性がしっかり落とし込まれているため、初めて弾く箏の曲なのに“いぶくろ聖志含有率100%”という奇跡的な内容。
そこに「25絃箏で奏でる優美な伴奏が、初心者の弾く旋律に寄り添う」という、使ってくださる方への心遣いがたくさん詰まっています。
 
 
その《箏のいろは》の付属CDのためのレコーディングは、都内某スタジオで二日間にわたって行なわれました。収録の合間の息抜きや楽しみはやはり「おやつ」や「食事」ですが、いぶくろ先生のお気に入りだったものは某メーカーのビターチョコレート。箏を演奏するブースからコントロール・ルームに戻ると、録ったばかりの音を確認しつつ、コーヒーと共にお召し上がりになります。
食事はスタジオの近所の店から出前を取るのですが、いくつかあるメニュー表の中で目を引いたのがボリューミーな洋食店のもの。なかでも「チキンファンタジー」という一品に皆釘付け。チキンからどんなファンタジーが体験できるのか興味津々でしたが、ファンタジー具合によってはその後の作業に影響するため、今回は見送りとなりました。
 
 
 
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▲皆で真剣にミーティング中…ではなくて出前を吟味中。
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