テレビやコンサートでお馴染みの人気作曲家、青島広志先生の新刊が発売されました!
その名も『ピアノのための楽式論』です!
“楽式論”と何やら学術的な名前が付いていますが、この書籍はピアノの先生方やピアノを弾く人にとっても役立つ “ピアノ曲のガイドブック”のような本です!
第1章では、基礎的な音楽形式(1部形式からフーガまでを網羅!)について、実際の曲の譜例を掲載して解説しているのですが、【ソナタ形式】の項目では、なんとクレメンティのソナチネOp.36-3の第1楽章(♪ソーミ ドソソソ〜)を、青島先生のアナリーゼ付きですべて掲載しています!
もうこれだけでも一見の価値ありだと思いませんか〜!?
そして2章以降は、レッスンで弾かれる定番曲がジャンルごとに収載されており、曲についての歴史的背景や音楽的特徴がわかりやすく・簡潔にまとめられているのです!
(もちろん、青島先生のアナリーゼ付き譜例も掲載♪)
たとえば、ブルクミュラーやショパンに「バラード」という曲がありますが、
この「バラード」ってそもそもどういう意味でしょう?
意外とちゃんと説明できないかも……なんて事はありませんか?
こんな風に、今まで当たり前に接してきたけど改めて聞かれると、
何だっけ?…という、ふとした疑問に答えてくれるのが本書なのです!
それぞれの項目がとっても簡潔にまとめられているので、レッスン前にササッと確認して、
「来週からはバラードをさらってきて♪ バラードっていうのはね…」
なんていう使い方も、とってもオススメです!
思い返せば、私は「アラベスク」も「ノクターン」も言葉の意味もわからず(調べず)に一所懸命弾いていた気が致します…。
これじゃぁ、いけませんね(>_<)
この本で、もう一度学び直したいと思います♪