連日の猛暑、暑くて外に出る気になりませんよね…
そんなときは、お部屋で音楽を聴いて過ごすのはいかがでしょうか。
今日は、最近、大阪コレギウム・ムジクムより発売されたCD「千原英喜作品集第10巻」のご紹介をしたいと思います。
先日、千原英喜先生より大阪コレギウム・ムジクム(以下OCM)と取り組まれてきたCD「千原英喜作品集」の第10巻をお送りいただきました。
「第10巻」…千原先生とOCMの指揮者・当間修一先生の取り組まれてきた蓄積がまたひとつ形となり、嬉しい気持ちで封を開けました。これまでの道のりを想像すると重みもあります。
第10巻の収録曲は…
■混声合唱とピアノのための組曲「わたくしという現象は」(詩:宮沢賢治)
I. わたくしという現象は(春と修羅・序)
II. 新しい風のように、爽やかな星雲のように
III. エピローグ:なつかしき地球はいずこ
II. 新しい風のように、爽やかな星雲のように
III. エピローグ:なつかしき地球はいずこ
■児童・女声合唱組曲「ちゃんがちゃがうまこ」(詩:宮沢賢治)
1. 鳥百態
2. ちゃんがちゃがうまこ
3. 青い槍の葉
4. 祭日
5. 敗れし少年の歌へる〈第2番〉
6. 黒い影法師のうた
■混声合唱のための「十字架上のキリストの最後の言葉」(詩:千原英喜・上田祥行)
第一の言葉
第二の言葉
第三の言葉とStabat Mater
第四の言葉
第五、六、七の言葉
エピローグ:Pater noster
千原ファンには待望の作品も入っているのではないでしょうか!
「わたくしという現象は」は宮沢賢治の世界を美しく表現し、心の底から力が湧くようなコンサートにぴったりな素敵な作品です。
「ちゃんがちゃがうまこ」も詩は宮沢賢治ですが、「わたくしという現象は」の作風とはまた異なり、どこか懐かしく温かな世界を味わえます。
「十字架上のキリストの最後の言葉」、この作品ははじめて聴いた時は衝撃をうけました。3曲目でタンバリンがリズムを刻み、リズミカルな曲調になるのですが、このガラリと雰囲気がかわるのにはおどろきでした。が、、、なぜかこれがハマってしまう(笑)
千原先生のハーモニーの美しさはいうまでもないのですが、聴き終えてすっかり千原マジックにひっかかり、当間先生が千原ワールドの魅力を引きだしてたっぷりと味わわせてくれる、そんな魅力がつまった素敵なCDです。
そして、今回、記念すべき第10回CD発売にあたりOCMよりメッセージをいただきました!
***
これまでに多くの方々にご好評をいただき、愛聴されております千原英喜作品全集も、いよいよ節目の10巻となりました!
長らく時を重ね、音を重ねてまいりました千原先生と当間率いる「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団」のセッションが結実した一枚です。
作品と演奏者が共鳴し産み出す「言葉と音」が心動かされるメッセージとなり、皆様に届きますように。
***
CD詳細はこちら。
ご興味がありましたら是非聴いてみてください。
そして、もうひとつお知らせです。
千原英喜先生の新作「混声合唱のための キャッチボール/もうひとつのキャッチボール」と「男声合唱とピアノのための組曲 みやこわすれ」2作品が8月新刊でもうすぐ発売されます!
こちらも演奏会向きの作品でお薦めです!