この度は『えもあやし』コンテストにたくさんの作品をご応募いただき、ありがとうございました。
いずれも、いとあやし愛、いぶくろ聖志愛に溢れる力作揃いで、驚いたり、笑ったり、ほっこりしたりと、作り上げた方の個性が光る、素晴らしい作品ばかりでした。
 
いぶくろ先生が怪談を題材に作り上げた『いとあやし』ですが、それを受け取った皆さまが想像の翼を広げて自由に作品を作り上げ、『えもあやし』を通じて皆さまの作品がいぶくろ先生へと届けられました。
ものづくりと想いが一方通行ではなく、循環していることに、ちょっと感動。
本当に、本当に、ありがとうございました。
 
最後に、とっておきの話をひとつご紹介したいと思います。
 
いとあやしのツイートの中で、
「婆が怖い話をしているのにもかかわらず、寝てしまう坊」
といったコメントを拝見しましたが、これは非常に良いところにお気づきになられています。鋭い。
 
なぜ、婆が怖い話をしているにもかかわらず、坊は寝られるのでしょうか?
なぜ、いつも婆しか話しをせず、婆と坊の会話がないのでしょう?
 
 
──これがもし、“坊”が亡くなっていることを受け入れられない“婆”の話だとしたら…?
 
 
 
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▲6曲の怪談・奇譚よりも、実はいぶくろ先生の「婆と坊」の話が一番怖い。
 
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