つい先日気がついたことですが、DECCAの名盤のひとつ、エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団が1963年に録音したフランス音楽名曲集(ANSERMET CONCERTというタイトルでも発売されていた)に収められている20世紀を代表するフランスの作曲家による次の4曲のオーケストラ作品が、全音スコアA5判サイズの新しいスコアですべて揃うようになったことです。
 
ラヴェル《ボレロ》
ラヴェル《ラ・ヴァルス》
オネゲル《パシフィック231》
デュカス《魔法使いの弟子》
 
現在もDECCAの優秀な録音のオーディオ・ファイルとして取り上げられるアンセルメの名アルバムのひとつ、これまでに何度も新しいフォーマットで発売されていますが、この4つの作品のスコアが同じフォーマットで出版されていて、全て揃う出版社は全音スコアしかありません。
往年の名盤の鑑賞のお伴に、是非この4冊を揃えてはいかがでしょうか。
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ちなみにアンセルメは同じ4作品の組み合わせで、1954年にパリ音楽院管弦楽団と録音したアルバムもあります。こちらはモノラル録音ですが、むしろ溌剌として冴え渡り元気いっぱいの頃のアンセルメのバトンでこれらの名曲を楽しむことができます。こちらは現在、オーストラリア・エロクァンスのレーベルで発売された輸入盤CDで聴くことができます。(上手に探せばネットやYouTubeでも聴けます)
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