本書は2016年に発売された
『音伽噺』に続く第2弾!
今回の「木花咲耶」のレコーディングは、東京にほど近い避暑地に建てられたスタジオで行われました。
近隣には温泉施設や湖もある風光明媚な環境ですが、タイトなスケジュールゆえノンビリする余裕は全くなく、唯一の外出は食事の時間のみ。目前に広がる湖面にスワンボートや遊覧船。
「ボート乗りたい」「温泉に浸かりたい」と口々につぶやかれる誘惑に各々抗いつつ、食事を終えるとスタジオへとトンボ帰りなのでした。
ちなみに、いぶくろ先生は手漕ぎボートがお好きのようで、昔、某公園内の手漕ぎボートに一人で乗り、読書を楽しんでいたそうです。
「周りはカップルだらけで、変な目で見られましたけどね」
wwwそりゃそうでしょうwww
食事を終えてスタジオに戻り、次の収録へ臨む前にブース内で軽くストレッチを始めたいぶくろ先生。その間、こちらはガラス越しにいぶくろ先生の動向を横目で確認しつつ、エンジニア氏と次の楽曲の進行などを確認。いぶくろ先生は床に正座して、伸びをしたり前屈したり。入念ですね。
エンジニア氏の準備もほぼ完了したので、さてそろそろ?とブースを振り返ると、床に正座して前屈した状態のいぶくろ先生。
・・・動かない。
腕を胸元にたたみ込み、潰した「Z」型のまま、微動だにしない。しかも、コンパクトすぎる。
・・・ね、寝てる?
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その後まもなく復活され、バリバリと収録をこなしていったのでした。
録りが一人だけのレコーディングは、非常に過酷なのです。
先生、本当にお疲れさまでした。
▲録ったばかりのテイクを譜面とつき合わせて確認するいぶくろ先生。真剣です。