更新日:2018年12月14日
2018年12月14日、NHK総合テレビ「チコちゃんに叱られる!」で当社商品『全音 世界大音楽家肖像画集』にまつわるエピソードが紹介されました。番組では【音楽室にだけ肖像画があるのはなぜ?】という素朴な疑問にクイズ形式で答え、その理由が再現ドラマ等によって明らかにされました。
収録作曲家:パレストリーナ/コレッリ/ヘンデル/J.S.バッハ/グルック/ハイドン/モーツァルト/ベートーヴェン/ウェーバー/ロッシーニ/シューベルト/ベルリオーズ/メンデルスゾーン/ショパン/リスト/ワーグナー/ヴェルディ/グノー/ブルックナー/ブラームス/ビゼー/サン=サーンス/チャイコフスキー/グリーグ/リムスキー=コルサコフ/フォーレ/プッチーニ/ドビュッシー/シュトラウス/ラヴェル/ストラビンスキー/滝 廉太郎/山田 耕筰/中山 晋平/弘田 龍太郎/宮城 道雄
昭和30年頃、楽譜や教科書の出版だけでなく楽器販売事業にも参入することとなった当社は、楽器ブランドとしての“ゼンオン”の認知を高めるために、楽器を購入した学校に音楽家の肖像画カレンダーを“おまけ”として配布することを発案。発案者である当社創業者の島田貞二は、親しくしていた洋画家 大貫松三(おおぬき・まつぞう/1905-1982)に肖像画の制作を依頼。当時、作曲家の名前は知られていても作曲家の顔までは知られておらず、カレンダーを受け取った学校から大変喜ばれました。そして多くの学校では、使い終わったカレンダーの肖像画部分を切り取って音楽室の壁に貼るようになったと言われています。
番組では、この“昭和の意外な歴史”のエピソードが再現ドラマによってじつに生き生きと紹介されました。
その後、昭和42年に旧文部省によって「教材基準」が制定され、全国の学校に音楽家の肖像画が備えられることとなり、当社は『全音 世界大音楽家肖像画集』として商品化し、現在も販売しています。