~美しい音の響きを目指したショパンの演奏法~
ショパン自身が残した教則本の中には、様々な演奏の注意点が書き残されています。
この教則本の存在は未完に終わったということもあり、あまり知られていません。
そこに書かれている内容を見ると「音の響かせ方」「ペダルの踏み方」「ニュアンスのつけ方」「運指法」など
革新的でありながら、基本に忠実であった演奏技法であることがよくわかります。
ショパンは作曲にかけた時間と同等にピアノレッスンにも時間を費やしました。
多くの弟子たちに残した注意の言葉も大きなヒントとなります。
ショパンが残そうとした演奏法について、実際の演奏やレッスンにも取り入れやすいように、
今回はモデル奏者を入れた公開レッスン形式で お話していただきます。
ショパンの作品と確認されている未出版作品を含む、遺作のみをまとめた全30曲です。
定価:[本体1,700円+税]
ポイント:85pt
東京に生まれる。東京芸術大学、同大学院を修了。1979年よりイタリアのブレーシャ国立音楽院に留学。在学中から数々の国際コンクールに上位入賞。ワルシャワ・フィル、モスクワ交響楽団、サンクト・ペテルブルグ・オーケストラ、ヴェニス室内合奏団などにソリストとして招かれ共演。
1988-2005年、東京芸術大学の講師を務めながら、その間にも演奏活動と研究のため、日本とイタリアの往復生活を続ける。イタリアのピアノ音楽を意欲的に日本に知らしめ、その功績は多大であり高く評価されている。楽譜校訂及び監修、CD録音多数。
現在、イタリア音楽協会理事も務めており、2001年から毎年開いている東京文化会館大ホールの演奏会は毎回満席になるほどの人気を博す実力派ピアニストである。国内はもとよりヨーロッパの演奏活動も多く、イタリアを中心に広く活躍している。
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