エチュードとしてのブルクミュラー
「ブルクミュラー25の練習曲」は小品集として、日本でも長く親しまれてきた教材ですが、「エチュード」としての真価は案外知られていません。
子どもというものを知り尽くした、当時非常に有能なピアノ教師であったブルクミュラーは、子どもの特性を生かし、本当の意味での「技術」を身につけさせるための配慮と指導的意図に基いて、このエチュードを書きました。
45年ぶりに改訂された全音楽譜出版社の最新校訂版は、そんな「エチュード」としてのブルクミュラーを、いかに有効にレッスンにとり入れるか、ペダルも含めて、音楽的にも技術的にも、その指導のノウ・ハウまで知り得る貴重な校訂版。今回はその最新校訂版を使ってのセミナーを行います。
耳慣れたブルクミュラーが、急に新鮮な音楽に変わり、本当の技術とは何かということも併せて考えさせてくれるかも知れません。
「ブルクミュラー再発見」若い先生方にもベテランの先生方にも お勧めできるセミナーです。
バイエルを終わった学習者が必ず使用するやさしい練習曲です。
定価:[本体700円+税]
ポイント:35pt
音楽学・音楽教育家。ピアノ指導、楽譜の監修・校訂、作・編曲、CDの楽曲解説やコンサートのプログラムノート・新聞・ 音楽雑誌への執筆等、長年に及ぶ。相愛大学「ピアノ教授法」・「音楽学演習」講師。
ブルクミューラー25の練習曲」Op.100(監修・校訂)、「ブルクミュラー18の練習曲」Op.109(監修・校訂)、連弾曲集「5歳から100歳までの ピアノ・パートナー」(全音楽譜出版社)、ピアノ曲集「ショパンへの道」「シルバーエイジの今からピアニスト」「ミドルエイジの今からピアニスト」「ルンルン楽典ドリル」(音楽之友社)、「わくわくおんがくワーク」(ショパン)、「子どもの眼の高さで歌おう」「風の声を聴く子どもたち」「各駅停車の音楽人」(芸術現代社)、「心を紡ぐ」(ショパン)等、音楽教育図書、ピアノ曲集著書多数。
04年に出版された「ピーターラビットピアノの本」は、その指導上の工夫や画期的な内容が専門家の間で高く評価されており、14年4月に、内容をより充実させ新たな装丁でリニューアルされた新訂版「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本」(全3巻)として、パナムジカより出版されている。
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