学校教育用文化箏 羽衣(ZK-40)

「文化箏」はコンパクトなのに本格派
 授業に役立つ最適な箏です

文化箏の特長

■コンパクトで軽量、サイズ感は変わらず扱いやすい箏!
■次の授業まで柱を立てたまま収納できるので、準備が簡単!
■選べる磯シールで箏柱の位置を簡単に把握できる!
■T字ハンドルとチューナーを使って簡単に調弦可能!
■教室の机の上で弾くことが可能!
■磯のシールに合わせて柱を置くことで、簡単に平調子や民謡調子など合わせることが可能です。
■テキストは数字譜です。糸の数字を弾けば簡単に曲が弾けます。

※講師派遣が可能です。(一部地域ではご要望にそえない場合もあります)
詳しくはゼンオンの各本支店・営業所までお問い合わせください。

サイズは従来の琴の約1/2
学習机の上におけます
※旧文化箏の画像ですが本体の大きさは同じです
学校教育用 文化箏 羽衣(ZK-40)価格74,800円(税込)

アドバイザー

兼平佳枝

大阪教育大学
子どもの資質・能力を育成する箏を用いた音楽科授業

平成29年改訂の小学校学習指導要領では、我が国や郷土の音楽の指導にあたっては、そのよさなどを感じ取って表現したり鑑賞したりできるような指導の工夫が求められています。そして、器楽分野では、これまで高学年で取り扱う楽器のひとつとして示されていた和楽器が、中学年でも取り組むことが求められるようになりました。このような指導の実現に当たっては、箏は大変有効だと考えています。

平成10年改訂の中学校学習指導要領の器楽分野で「3年間を通して1種類以上の和楽器を用いること」が必修化されて以来、中学校では箏を中心とした和楽器が各校に配備されました。当初は、先生方も和楽器の必修化に戸惑い、「中学生にどのように箏を弾かせるのか?」「《さくらさくら》を1回ずつ弾かせて終わってしまった」というような声も多数聞かれました。しかし、思いの外、子どもにとってはさほど抵抗なく誰もが容易に音を出せるということや、自由自在に調弦が可能という箏の特性を生かして、器楽分野のみならず、創作分野において音階の学習等にも用いられるようになり、多くの優れた実践が行われるようになっていきました。

小学校でも、箏は誰でも取り組みやすい楽器のひとつだと思います。中学校で和楽器の中でも、特に箏を用いた授業実践が積み重なっていった背景には、「誰でも簡単に弾ける」「表現の幅が広い」ということが挙げられのではないかと考えています。箏の楽譜は数字譜ですので、楽譜の数字通りの絃を弾けばすぐに旋律を奏でることができます。五線譜を読んでドレミに変換し、さらに、それを複雑な運指に変換せねば演奏できないリコーダーと比較すると、取り組みやすい楽器といえるでしょう。それに加え、箏は強弱の変化もつけやすく、右手や左手の奏法によって、豊かな音色の変化も生まれます。これは、小中の校種を問わず、箏を用いる最大のメリットのひとつだと思います。 とりわけ、文化箏は全体的なフォルムが小さいことで絃と絃の幅が狭いので、手の小さな小学生でも弾きやすいうえ、柱(じ)も動かしやすいことがメリットとして挙げられます。さらに、軽量のため、子どもでも簡単に持ち運びができ、かつ、省スペースで楽器を使用できるので、学習内容に応じた様々な楽器の配置も容易です。

 今回は、小学校3年生の音楽づくりと器楽を各1事例、4年生の器楽を2事例、5年生の器楽を1事例、6年生の音楽づくりを1事例、合計6事例の学習指導案を、実際に子どもが授業で記載したワークシートやアセスメントシートや、使用した音源と共に示しています。いずれの事例も、〔共通事項〕の学習を支えとして、子どもが「音楽的な見方・考え方」を働かせることが可能な実践になっています。今後の箏を用いた授業実践の一助となれば幸いです。そして、これを機に子どもがさらに楽しく取り組める箏の授業実践の可能性を見出していただきたいと思っております。

2024年3月30日

授業紹介事例集

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