作曲家・作品(C&R)

【ビデオレター】池辺晋一郎《バイヴァランス XI》(12/9四人組コンサート)

更新日:2016年12月1日

12/9(金)に迫った第23回「四人組とその仲間たち」コンサート。
当日初めて発表される新作について、作曲家の池辺晋一郎さんから届いたビデオメッセージと作品解説をご紹介します。


池辺晋一郎《バイヴァランス XI》2人の声のために

演奏:工藤あかね(vo)、松平 敬(vo)
演奏所要時間:約12分30秒

作曲者による解説

1997年から続けている二つの同じ楽器のためのシリーズ(チェロ、ヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネット、オーボエ、コントラバス、打楽器、サクソフォン、トランペット、マンドリン)の11番め。声を選んだ。
人間の声は卓越した楽器だ。何でもできる。ショーペンハウエルやハンスリックが「音楽は自然現象を描写しない」と言ったとしても、声には「オノマトペア(擬音語・擬態語)」という特技がある。もちろん「言葉」もできる。オノマトペアは言語によって異なるが、ここでは日本語のそれに限定し、さらに、アンドレ・ブルトンと西脇順三郎をモトに僕が創作した(というよりこの二人のパロディ)断片を使用。はじめ考えた声以外の「身体的な音」(手拍子、足踏み、叩き等々)は外し、「声」と「オーラルな音」に集中した。かつて「モノヴァランスIII ~声のために」(1973)で経験ずみの3線譜が主だが、部分的に通常の5線譜も使用している。
松平敬・あかね夫妻という稀有な存在ゆえに発想した作品であるが、楽譜上で声種は特定していない。男声2人、女声2人その他さまざまなケースがあり得ると考えている。

(池辺晋一郎)
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