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【曲目紹介(その1)】11/30(金)「四人組とその仲間たち」コンサート中橋 愛生《内なる歌》無伴奏C管コントラバス・テューバのための
全曲が世界初演の「四人組とその仲間たち」コンサート。
当日初めて発表される新作について、少しだけその内容をお知らせします。
第1弾はゲスト作曲家の中橋愛生さんの新作についてです。
中橋 愛生《内なる歌》 無伴奏C管コントラバス・テューバのための
作曲者による解説
- テューバは真実が見えない楽器である、と言ったら怒られるだろうか。管弦楽において定席を持ちつつも、実のところそれが「どの楽器で」演奏されるかは分からない。B♭管/C管/E♭管/F管といった管種の自由選択はもちろん、場合によっては「Tuba」と書かれたパートをユーフォニアムで演奏することも考えられ、更にはサクソルン属のような異なる楽器を使用することもある。ヴァルブ(またはロータリー)の数も多様だ。それら一つひとつには異なった個性がある。数ある各テューバたちの本当の姿を見据えたとき、彼らの内にある唯一無二の歌が聴けるのではないだろうか。
このような思考で決定した《内なる歌》というタイトルから導かれた、幾つかの楽想から曲は作られている。
今回、初演を快く引き受けて下さった次田心平さんに、心から感謝致します。
(中橋 愛生)