巨匠・尾高惇忠が「多くの人に弾いてもらいたい」という想いを込めて書いた、
子どもから大人までが演奏することができるピアノ曲集。
演奏家と未来のピアニストたちへ贈る、新たなレパートリー!
数々の受賞歴を誇る作曲家・尾高惇忠。
オリジナル・ピアノ作品集『音の海から』発売にあたり、作品に対する想いや、作曲家から見た「音楽との向き合い方」、そして演奏者への願いを語っていただきました。
母親がピアニストで、ピアノの教師もしていたので、いつもピアノの音は聴いてたんですね。うちにピアノがあったから、時々触ってみたり…。触ってみて少し音が出たりしたのは、たぶん小学生だったと思います。
現代的で、とてもすてきだと思います。自分の作った音楽が楽譜という形になるとき、どう仕上がるのか想像がつかないので、不安でもあり楽しみでもあるんです。出来上がった表紙を最初に見た印象は「僕のイメージより鮮烈!」というものでした。でも、見ているうちにだんだんしっくりくるようになって。絵が大好きな妻は初めから「あら、いいじゃない。ステキ」と喜んでいましたよ。
ダイナミクスに関しては千差万別でいいと思っています。よくp(ピアノ)は「弱い」と日本語にしますが、本当に弱い音というのは滅多にないんです。小さい音でとても緊張のある音っていうのが求められることが多い。例えば、この(同曲集:フーガ)出だしもナヨナヨした音ではなく、この細胞(=音)自体が将来的にff(フォルティッシモ)になる可能性を内包した、力強さを持ったp(ピアノ)が欲しいんです。
大いに愛してちょうだい!(笑)
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