篠崎功子先生より
プロフィール

篠崎功子 Isako Shinozaki
「ヴァイオリン早教育」で著名な父、篠崎弘嗣に幼少の頃からヴァイオリンを学び、4歳で初舞台、14歳で第一回ソロ・リサイタルを日比谷公会堂で開き、注目を集める。この頃から、ラロ、メンデルスゾーン、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー等の協奏曲を数多くのオーケストラと協演。東京藝術大学付属音楽高等学校にて、兎束龍夫氏に師事。桐朋学園大学音楽学部にて、ジャンヌ・イスナール、斎藤秀雄の両氏に師事。
1964年、NHK・毎日新聞社主催、第33回日本音楽コンクール第一位、大賞並びにレウカディア賞を受賞。同年、海外派遣コンクールで安宅賞を受賞。
1966年、イタリアジェノヴァで開かれるパガニーニ国際コンクールで第三位。
1968年、フランスに留学、旧師ジャンヌ・イスナール氏に学ぶ。
1974年、ロドリーゴのヴァイオリン協奏曲を日本初演、ロドリーゴの招きで、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラフェスティバルに参加。
1977年から、演奏家7名、作曲家7名の協業による「アンサンブル・ヴァン・ドリアン」の一員として、多くの現代作品の紹介に努める。
1983年、第一回中島健蔵賞を受賞。
以後、ソリストとして、多くのオーケストラと協演する他、室内楽、現代曲の演奏にも積極的に取り組み、池辺晋一郎プロデュースの“Sound Splash”に出演するなど、邦人作品の初演も数多く、中国、東南アジア、アメリカ、南米、スペイン、ドイツ、オーストリア等でも演奏を行っている。石井眞木、山田泉、池辺晋一郎、一柳慧などの作品演奏のCDをリリース。
また、「新しいヴァイオリン教本」「若い人のヴァイオリン教本」「学生協奏曲」など、教則本のCDも高い評価を得ている。
桐朋学園大学音楽学部特命教授、東京音楽大学元客員教授、日本弦楽指導者協会理事。