圧倒的に美しいハーモニー


 今回の曲集は、僕がよく過ごす山荘から見える情景や、そこでの体験をもとに作曲しました。例えば、「カッコウの夜想曲」という曲は、夕暮れ近くなってきた頃に2羽のカッコウがまるで会話しているかのように鳴いていたのが印象的で、そこから発想しました。曲集の中には穏やかな曲・おしゃれな曲・悲しげな曲・華やかな曲など、いろんな性格・いろんなスタイルの曲をちりばめ、まるで「音楽の玉手箱」のように仕上げました。
今回の曲集は、僕がよく過ごす山荘から見える情景や、そこでの体験をもとに作曲しました。例えば、「カッコウの夜想曲」という曲は、夕暮れ近くなってきた頃に2羽のカッコウがまるで会話しているかのように鳴いていたのが印象的で、そこから発想しました。曲集の中には穏やかな曲・おしゃれな曲・悲しげな曲・華やかな曲など、いろんな性格・いろんなスタイルの曲をちりばめ、まるで「音楽の玉手箱」のように仕上げました。 僕の場合、単純に“音楽が好き”という情熱・感動・好奇心が自然と音楽の勉強に向き合わせてくれました。弾いてくださる人には、曲を通してハーモニーの移り変わりを味わってほしいですね。そして、その響きを“いいな”と感じたら “なんでだろう”とよく楽譜を読み、その理由を追究してほしい! そこから感じとったものを演奏に生かしてもらえれば、作曲者のイメージとは多少違う表現があっても、きっといい演奏になると思います。
僕の場合、単純に“音楽が好き”という情熱・感動・好奇心が自然と音楽の勉強に向き合わせてくれました。弾いてくださる人には、曲を通してハーモニーの移り変わりを味わってほしいですね。そして、その響きを“いいな”と感じたら “なんでだろう”とよく楽譜を読み、その理由を追究してほしい! そこから感じとったものを演奏に生かしてもらえれば、作曲者のイメージとは多少違う表現があっても、きっといい演奏になると思います。学生時代は、素晴らしい同級生や先輩たちに囲まれながら、さまざまな音楽に触れ、多くの刺激を受けたと話してくださった香月先生。振り返るとその経験は先生にとって、音楽を学ぶ原動力となったそうです。周りの環境によって視野を広げ、そして純粋に音楽を楽しみながら「自分が本当に好きな音」を探しつづける先生の真摯な姿と少年のようなまなざしは、色彩が薫るハーモニー、心を打たれるメロディにも息づいているようです!
 

