全音楽譜出版社とポーランド音楽出版社（PWM社）は、2021年11月に発行した「ナショナル・エディション『ショパン：ノクターン』日本語版（河合優子訳）」の販売を終了することを決定いたしました。 〈これまでの経緯〉
   本シリーズは、全体の完成度を高めるため、訳者による原稿をもとに、監修者や他の翻訳家等との協議・調整を重ねたうえで出版しております（→詳細はこちら）。『ノクターン』もこのような過程を経て発行いたしましたが、その日本語訳を担当した河合優子氏は、PWM社に対して、同書の訳文には396箇所の問題があるとの申し立てをおこないました。    PWM社はこれを受け、第三者の専門家に依頼し検証をおこないました。その結果、10箇所については訂正の必要が認められたものの、それ以外については問題がないことが明らかになりました（→詳細はこちら）。    全音楽譜出版社はこの検証結果を真摯に受けとめ、本年4月5日、ホームページ等で告知し、当該10箇所の正誤表を配布いたしました（→詳細はこちら）。
   しかしながら河合氏は、同検証の結果を受け入れず、SNS等で異議を唱え続けています。 〈今後について〉
   全音ならびにPWM社は、本書は正誤表を伴うことで問題なくお使いいただけるものと認識いたしております。しかしながら、訳者の河合氏がこれを不服としている以上、このまま販売を続けることはできないとの判断に至り、誠に不本意ではありますが、販売を終了することといたしました。    あわせて、別の翻訳者による同書を製作し、新たに出版することで合意いたしました。出版時期は、来年1月ごろ*を予定しております。購入をご予定いただいております皆さまには大変申し訳なく存じますが、もうしばらくお待ちくださいますよう、お願いいたします。    なお、既にご購入いただいた皆さまには、前述のとおり、正誤表を伴うことで問題なくお使いいただけることを重ねて申し上げます。