この2曲はとてもよく似ています。
それぞれ、どのように弾くかわかりますか?
まず、それぞれの曲を見くらべてみましょう。
「2拍目の音」が レ か ファ かという違いしかありません。
ヒントは「タイトル」と「棒人形」のイラストに隠されています。
実際の曲を弾くときには、色々なことを表現しなければなりません。
バーナムは単に「指づくり」をするだけの教材ではなく、
「表現するためのテクニック」を身につけることができるところが素晴らしいのです。
バーナムは、曲を弾くときに必要な多様なテクニックを、1つ1つ「最小」の単位にしてやさしく学ぶ、具体的なテクニックの本です。どんな曲にも応用できる、それもバーナムの魅力です。
みんなが大好きな「ブルクミュラー」にも、こんな風に生かすことができます!
ツェルニーなどの練習曲にもたくさんバーナムと共通したテクニックが出てきます。
バーナムを使って「何を目的とした練習曲なのか」ということを理解して弾けるようになると、
練習曲への取り組みもスムーズになります。
バーナム ピアノテクニックの3巻、4巻では、より実践的で総合的なテクニックを身につけます。
それは、ショパンやリストなどの誰もが憧れる曲にも存分に活用することができます。
たとえば、リストの名曲「ため息」を見てみましょう。
せっかくバーナムを使うなら、音符通りに弾くだけの学習で終わらせるのではなく、「表現するためのテクニック」をバッチリ身につけられるよう、有効に活用したいですね♪
譜例:Copyright by The Willis Music Company. Assigned to Zen-On Music Co.,Ltd.for Japan