公開講座

知られざるイタリアの名曲

プッチーニのオペラ《ラ・ポエーム》の中の「ムゼッタのアリア」やマスカーニのオペラ《カヴァレリア・ルスティカーナ》の「間奏曲」など、どれもオペラで知られる名曲ですが、実はどれもオペラよりも先に作曲されていたピアノ曲なのです。つまり、ピアノために書かれた作品です。
この講座では、イタリア・オペラの大作曲家として世界にその名が知られる4人(ヴェルディ、マスカーニ、プッチーニ、ドニゼッティ)のピアノ作品を取り上げ、歌心とその表現の秘密、そしてピアノの機能を最大限に生かした演奏のテクニックついて、たっぷり演奏を交えてお話ししていただきます。日頃のレッスンでお悩みの「?」が解決できるチャンスになるかも知れません。この機会をお見逃しのないよう、是非お誘い合わせの上、先生方のたくさんのご参加をお待ちしております。

参考テキスト

  • イタリアピアノ名曲選集

    イタリアピアノ名曲選集

    オペラの作曲家として世界中に愛され続けるイタリアの大作曲家4人の、知られざる珠玉のオリジナル・ピアノ曲の数々が収録されています。

    定価:[本体1,500円+税]
    ポイント:75pt

講師紹介

関 孝弘

関 孝弘

東京に生まれる。東京芸術大学、同大学院を修了。1979年よりイタリアのブレーシャ国立音楽院に留学。在学中から数々の国際コンクールに上位入賞。ワルシャワ・フィル、モスクワ交響楽団、サンクト・ペテルブルグ・オーケストラ、ヴェニス室内合奏団などにソリストとして招かれ共演。
1988-2005年、東京芸術大学の講師を務めながら、その間にも演奏活動と研究のため、日本とイタリアの往復生活を続ける。イタリアのピアノ音楽を意欲的に日本に知らしめ、その功績は多大であり高く評価されている。楽譜校訂及び監修、CD録音多数。
現在、イタリア音楽協会理事も務めており、2001年から毎年開いている東京文化会館大ホールの演奏会は毎回満席になるほどの人気を博す実力派ピアニストである。国内はもとよりヨーロッパの演奏活動も多く、イタリアを中心に広く活躍している。

出版物一覧

  1. Viva la Musica!これで納得!よくわかる音楽用語のはなし
  2. ひと目で納得!音楽用語事典
  3. ショパン:ピアノ遺作集
  4. ヴェッキアート:ピアノ叙情小曲集
  5. ガルッピ:ピアノ・ソナタ集
  6. ショパン:四手のための変奏曲(ムーアの民謡風主題による)
  7. チマローザ:ピアノソナタ全集 1,2
  8. ニーノ・ロータ:子どものための7つの小品/戯れるイッポーリト
  9. レスピーギ:ピアノ曲集 1,2
  10. イタリア ピアノ名曲選集
  11. I.アルベニス:入江のざわめき(マラゲーニャ)(PP-492)
  12. I.アルベニス:アストゥリアス(PP-500)
  13. B.ガルッピ:ソナタ第1番〔エレナ〕(PP-497)
  14. W.ギロック:ソナチネ ハ長調(PP-494)
  15. W.ギロック:リオのカーニヴァル(PP-495)
  16. W.ギロック:ト長調のエチュード「そりすべり」(PP-499)
  17. M.クレメンティ:《月の光》による変奏曲(ファンタジー付)(PP-493)
  18. D.チマローザ:二つのソナタ〔第26番、第27番〕(PP-496)
  19. M.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(PP-498)

公開講座に関するお問い合わせ

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