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水野修孝
MIZUNO, Shuko (1934.2.24-)
1934年、徳島生まれ。20世紀の日本を代表する作曲家のひとり。千葉大学文理学部を経て1958年東京藝術大学楽理科入学。1963年同大学専攻科卒業。千葉大学教育学部にて教鞭をとる。1973年~1974年、ロックフェラー財団の招きでレジデンシャル・アーティストとして渡米。ニューヨーク、サンフランシスコに滞在し、さらにジャズとロックを追求した。
1975年NHK委嘱の〈混声合唱のための“幻”〉で芸術祭優秀賞、〈ジャズ・オーケストラ’73〉、〈ジャズ・オーケストラ’75〉 (それぞれTBMレコード)はジャズディスク大賞3位。1977年NHK委嘱のオペラ〈天守物語〉は、その後度々上演されるものとなった。1991年干葉県文化功労賞(国民文化祭ちば’91のオペラ〈ミナモ〉等に対し)、1997年芸術祭優秀賞(自ら主催したコンサート「オーケストラ・プロジェクト’97」と〈交響曲第3番〉等に対して)。
作品は、交響曲、オペラ、ミュージカル、室内楽、ジャズ、打楽器、合唱等多数あり、日本だけでなく世界各国で演奏されている。特に〈交響的変容 全4部〉は、演奏時間約3時間、オーケストラと合唱を合わせて700人あまりを要するおそらく世界最大の交響曲である。90年代以降、〈イノセント・ムーン〉をはじめとするミュージカルの作曲に邁進。88歳を迎えた2022年には〈交響曲第5番〉を発表するなど、現在もなお新しい作品を生み出し続けている。
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