湯山 昭

YUYAMA, Akira (1932.9.9-)

1932年9月9日、神奈川県平塚市に生まれる。
県立湘南高校を経て1951年、東京藝術大学音楽学部作曲科に入学、池内友次郎に師事し作曲法の研鑽に励む。1953年(大学3年)、藝大の学内演奏会で、作曲の処女作・歌曲集「子供のために」を発表。同年秋に行われた第22回日本音楽コンクールにおいて「ヴァイオリンとピアノのための小奏鳴曲」で第1位次席。翌1954年、第23回日本音楽コンクールでは「弦楽四重奏曲」で第2位を獲得し楽壇への道が開ける。
1955年、東京藝術大学を卒業後、旺盛な作曲活動に入り現在に至る。その活動は、管弦楽曲、室内楽曲、歌曲、ピアノ作品群、膨大な合唱作品群など作曲ジャンルは多岐に渡る。主な作品に、芸術祭大賞を受賞した合唱組曲「コタンの歌」や「マリンバとアルト・サクソフォーンのためのデイヴェルティメント」などがあるほか、「あめふり くまのこ」に代表される多数の広く愛唱されている子どもの歌があり、過去数十年から現在まで書き続けている童謡作品は数百を超える。
1970年、芸術祭大賞。1973年、76年、日本童謡賞。1977年、芸術祭優秀賞。
1974年、ピアノ曲集「お菓子の世界」を刊行。
1988年、日本初のピアノ・メソード「こどもの宇宙」(全4巻)に十数年をついやし完成、全音楽譜出版社より刊行。同年6月、第1回下総皖一音楽賞を受賞。
1993年6月には第5回サトウハチロー賞を受賞。子どもの音楽の領域がひろがる。1995年10月、フランス・ブルゴーニュにおけるシュヴァリエ・デュ・タートヴァン(ワインの騎士団)叙任・受章のため渡仏。
1999年「ピアノ三重奏曲イ調」の出版を契機として、同作品がドイツにおける日本週間の開幕を飾るなど、国際的な活動も活発化している。同年7月22日、著作権法100 年記念式典において、特別功労者として文部大臣表彰を受ける。
2001年1月、社団法人日本童謡協会会長に就任。
2003年11月3日に行われた秋の叙勲で、これまでの功績に対する旭日小綬章が天皇陛下より授与された。
2004年、にっけん小野童謡文化賞受賞。2009年には全音楽譜出版社より、ピアノ・ファンタジー「音の星座」を刊行。ピアノ界の話題をさらう。
2010年7月1日、東京書籍協賛による第9回童謡文化賞を受賞。日本童謡の歴史に新しい足跡を残す。
2012年1月6日、ウィーンが世界に誇る楽友協会 黄金ホールに於いて、湯山 昭合唱作品の個展演奏会(邦人作曲家では初めて)が開催され、満席の聴衆1,100人から盛大な拍手喝采を浴びた。

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