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ヤン・ツンシェン(楊 聰賢)
YANG, Tsung-Hsien (1952-)
1952年、台湾・屏東生まれ。台湾・台中の東海大学を卒業後、作曲を学ぶために渡米。カリフォルニア大学サンタバーバラ校ではピーター・ラシーン・フリッカーに、ブランダイス大学ではアーサー・バーガー、ハロルド・シャペロ、マーティン・ボイカンに師事する。1987年に博士号(Ph.D.)を取得後、ベイツ大学(米国)、ボウディン大学(米国)、UWC-USA(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)(米国)、東呉大学(台湾)、国立交通大学(台湾)などで教鞭を執る。近年では、2017年に退任するまで国立台北芸術大学(台湾)で音楽学部教授を務めた。また、1994年の創設以来、台北現代音楽室内オーケストラ(Contemporary Chamber Orchestra Taipei, CCOT)の常任作曲家を務めている。
1991年に台湾へ帰国して以来、教育活動と作曲活動を両立させながら、台湾で最も多く演奏される作曲家の一人としての地位を保ち続けている。楊の作品は、アジア、ヨーロッパ、アメリカ各地の都市におけるコンサートで取り上げられてきた。1999年には、イギリスのエクセター大学に客員作曲家として招かれ、同大学のレジデント・アンサンブルであるジェミニ・アンサンブルの演奏会シリーズのために四重奏曲の委嘱を受ける。また、ブリティッシュ・カウンシルの支援により、ヨーク大学、マンチェスター大学、ダラム大学、ニューカッスル大学、ブリストル大学、カーディフ大学など、英国各地の大学で講義を行う。
2002年12月8日には、台北のフォーラム音楽グループが「現代の作曲家シリーズ(The Composers of Our Time Series)」の一環として、楊の作品を特集した演奏会とシンポジウムを開催する。最近では、台湾フィル(NSO)、リヨン・パーカッション・クラヴィエ(フランス)、国立台湾交響楽団(NTSO)、アジア作曲家連盟(ACL)などから委嘱を受けている。
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