奥田也丸

1999年生まれ。日本大学藝術学部音楽学科声楽コース卒業後、同大学大学院博士前期課程声楽専攻を修了。現代音楽の作曲家としては極めて珍しく声楽を本格的に専攻した経歴を持つ。必修科目を契機に大学4年次から作曲を始め、「音楽の切断」をコンセプトに声楽を含む室内楽作品を中心に発表している。不規則で唐突に現れる休止やブレスを通じて意図的な異化効果を生み出し、聴き手に新たな感覚の視座を提示する作風を展開する。第41回現音作曲新人賞および全音賞を受賞し、全音賞の初めての受賞者となった。日本現代音楽協会（国際現代音楽協会日本支部）会員。神奈川県藤沢市出身。