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古関裕而
KOSEKI, Yuji (1909.8.11-1989.8.18)
古関裕而(本名、古関勇治)は、明治42年福島市大町に生まれ、昭和5年9月に日本コロムビア(株)に作曲家として入社した。以来、作曲活動を継続し、戦前においては「暁に祈る」「露営の歌」等の歴史的作品を残したほか、戦後の荒廃した社会の中にあっては「とんがり帽子」「長崎の鐘」等未来へ希望を抱かせる明るい歌謡作品を発表し、多くの人々に愛唱されている。
さらに菊田一夫氏とのコンビで昭和22年以降は放送作品に力をそそぎ、NHKラジオ・ドラマ「鐘の鳴る丘」「さくらんぼ大将」「君の名は」等の主題歌を発表し一世を風靡したことはあまりにも有名である。こうした数々の放送関係における業績により昭和28年にNHK放送文化大賞を受賞。また、昭和39年にはアジアで初めて開催された東京オリンピックの選手入場行進曲「オリンピック・マーチ」を作曲。
作曲作品総数は約5,000曲にもおよび、スポーツ・ラジオドラマ・歌謡曲・演劇・校歌・社歌等、多岐にわたっている。こうした一連の功績によって昭和44年に紫綬褒章を受章、昭和54年4月には福島市名誉市民第一号となり、その功績がたたえられた。
また、音楽を通じて日本の野球を盛り上げてきた功績が認められ、令和5年に野球殿堂入りを果たしている。
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