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加藤昌則KATOH, Masanori(1972.11.12-)
CELTIC SPRIT for Guitar and Clarinet(2018)
ケルト・スピリット ギターとクラリネットのための
- 楽器編成
- gt,cl
- 演奏時間
- 8’15”
- カテゴリー
- デュエット
- 委嘱
- 福田進一
- 初演
- 24 March 2019. Moscow. Shin-ichi Fukuda(gt),Valentin Uryupin(cl)
- 曲目解説
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元々、子供向けの公演の企画の為に書き下ろした作品がベースになっている。
その編成にはギターとヴァイオリンが含まれていて、この2つの楽器のデュオにできないか、というところから、この作品が生まれた。
ケルト音楽は、切ないもの、激しいリズムを打つもの、明るいダンス、懐かしみを含む叙情的なメロディーなど多種多様だが、そのどれにも郷愁めいたものや、魂の奥底を揺さぶる様な感情を抱かされる。それは、ケルト人に限らず、万人が持つ、受け継がれてきた人間のDNAに共鳴するからなのかな、と大袈裟なことを考えたりするが、日本人の僕が、ケルト音楽を使って作品を書くことに抵抗なく取り組めたのは、少なくともこの共鳴と確信があったからだ。
今や多くのギタリストにレパートリーとして取り上げていただき、CDやライブ、コンサートで取り上げられる機会が増えた。ヴァイオリン以外とのデュオアレンジも要望された結果、チェロ&ギター、オーボエ&ギター、クラリネット&ギター、そしてギターの代わりにハープの編成も生まれた。
内容はどれも同じだが、楽器の組み合わせによるテイストの違いが、新たなこの作品の展開になっていることは嬉しい。
楽器愛好家や音楽教育に携わる方々に幅広い楽器・教材を提供しています。