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兼田 敏KANEDA, Bin(1935.9.9-2002.5.17)
SUITE I / SUITE II for Piano 4 Hands(1982)
組曲I・組曲II
- 楽器編成
- pf(2)
- 演奏時間
- 15’40”
- カテゴリー
- デュエット
- 曲目解説
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この2つの組曲は、若い人たちのための連弾の曲をという注文にこたえて、1985年夏に、1982年秋に作曲したピアノ独奏のための未発表の旧作16曲の小品から5曲ずつ選んで2組の連弾の組曲に改作したものです。
それぞれ性格のはっきりした小曲の集まりですので、題名を付けたほうがよかったのかもしれませんが、私としては、この曲を弾いたり聴いたりする人たちが、自分のイメージで題名を付けて欲しいと思います。
ですからもし演奏会などでこの曲を使われる場合には、自由に題名を付けてくださってけっこうです。また、この2つの組曲の10曲の中から自由に曲を選び、組み替えて題名を付けた新しい組曲をつくるのもおもしろいと思います。
連弾の楽しみは、2人の個性が競い合ったり、協調したりしてひとつの音楽をつくることにあります。ことに1台のピアノでの連弾は、相手の呼吸をはっきり感じることができて、いわゆる息の合った演奏ができた時のよろこびは、連弾ならではのものです。
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