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奥田也丸OKUDA, Aruma
RASKOLNIKOV for Baritone, Violin and Piano(2024)
ラスコーリニコフ バリトン、ヴァイオリンとピアノのための
第41回現音作曲新人賞受賞作品
- 楽器編成
- Bar, vn, pf
- 演奏時間
- 5’10”
- カテゴリー
- 室内楽(3人以上)
- 初演
- 19 December 2024. Tokyo Opera City Recital Hall(Tokyo). "The 41st JSCM (Japan Society for Contemporary Music) Award for Composers, Final stage" Takashi Matsudaira(Bar), Madoka Sato(vn), Yumi Oikawa(pf)
- 曲目解説
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「ラスコーリニコフ」は1925年に上梓された萩原恭次郎による詩集『死刑宣告』に収録されている一篇である。また、ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公の名がラスコーリニコフであり、作中斧で人を殺める。
『死刑宣告』は活字の大小、天地反転、縦組みと横組みの混在、複数種類のフォントの使用等、視覚的な効果が多く含まれるため、音楽作品に取り入れ難い要因の一つとなっている。本作品はそのような効果を可能な限り取り入れている。約物について、その名称を実際に読むと原作の持つ力強さが失われると判断したため、楽譜に記すのみで発音しない。一方で、図形はグリッサンド等を使用し、耳に入るよう表現されている。また、天地反転された字は、逆再生された際に元の文章になるよう表現されている。
本作品に前衛的な和音や特殊奏法は見られず、ラヴェルの時代に使用された和音すらも多分に含む。一方で、音の鳴ってない瞬間に前衛的な要素を持たせており、所謂「音楽的なブレス」が不可能になるように徹底して作られている。意図的に音楽が切断されることによる不快感や違和感が本作品の核をなしている。
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