酒井健治SAKAI, Kenji(1977.8.6-)

STRING QUARTET No.2 "Floating Particles"(2025)

弦楽四重奏曲第2番〈フローティング・パーティクル〉

楽器編成
vn(2), va, vc
演奏時間
10’00”
カテゴリー
室内楽(3人以上)
委嘱
第12回大阪国際室内楽コンクール
初演
21 May 2026. Izumi Hall (Osaka). 12th Osaka International Chamber Music Competition Section I: 3rd Round
曲目解説
 弦楽四重奏曲第2番「フローティング・パーティクル」は第1番「フローティング・フェイズ」と根本的な着想が同じでありながらも異なる実が結実したものである。弦楽器の音色は弓と弦が触れる角度や位置、弓圧によってロングトーンであっても極めて流動的であり、本質的な意味において、弦楽器の音の発生から着想される楽想とは何だろうかと考え書いた作品群となっている。第1番はびわ湖ホールによる委嘱作品であり、纏まった楽想がゆったりと、滋賀県比叡山を想起させる様に別の楽想に移行していくといった様相を示すが、今回の作品ではミクロの世界、粒子の流動をテーマに書いた作品である。それは例えばメロディーによって表現されるというよりも、空間に投げかける様な単音群によるものである。全曲を通して、細かい単音がやがて動機となり主題となった果てに空間に霧散されるといった音楽となっている。

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