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金子仁美KANEKO, Hitomi(1965.11.2-)
LE PROCESSUS, for 15 players(1996)
ル・プロセシュス(過程) 15人の奏者のための
- 楽器編成
- 1(=picc, afl).1.1(=Ebcl, bcl).1(cbn)-1.1(Dtpt).1-perc(1)-hp-str(1.1.1.1.1)
- 演奏時間
- 15’00”
- カテゴリー
- オーケストラ
- 委嘱
- 北とぴあ国際音楽祭
- 初演
- 16 October 1996. Tokyo. Tokyo Sinfonietta, cond. by Kunitaka Kokaji
- 曲目解説
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1996年に書いたアンサンブル曲です。当時、私は、音楽の構造、音の紡ぎ方、音の選び方などに新たな視点で向き合わなければならないと考えている時期にいました。1993 年、パリ国立高等音楽院卒業作品として『ラ・ピエス(作品)』というアンサンブル曲を書きました。それは、1つの和音を提示し、それが直線的に圧縮されることだけを描く作品でした。そこで獲得したと実感する方法論を生かし、次のステップとして書いたのが『ル・プロセシュス(過程)』です。そのタイトルが示すように、2つの和音XとYが曲線的に移行するプロセスを描いています。XとYは、表面的にはそれぞれ断絶されながら登場しますが、潜在的には連続された曲線のプロセスを作っています。私にとっては、自分の語法を探し始めた重要な作品の1つです。
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