金子仁美KANEKO, Hitomi(1965.11.2-)

VITAMIN C – COMPOSITION BY 3D MODELING V,for Two Alto Saxophonists(2019)

ビタミンC -3Dモデルによる音楽 V 2人のアルト・サクソフォン奏者のための

楽器編成
asax(2)
演奏時間
14’00”
カテゴリー
デュエット
委嘱
全音楽譜出版社
初演
13 December 2019. Tokyo. Nobuya Sugawa(asax),Masanori Oishi(asax)
曲目解説
3Dモデルによる音楽?昨年11月末にサントリー芸術財団の委嘱により初演されたオーケストラ作品「分子の饗宴」を作曲中に芽生えた新しい作曲法の可能性を、その後、継続して探求している。「分子の踊り」(ヴィオラ)「分子の香り」(ヴィブラフォン)、「対話の空間」(チェロ、トロンボーン、エレクトロニクス)「ゆきやこんこ変奏曲」(ピアノ)に続く本曲では、3Dモデルをより音楽的に扱う方法を探り、一定の表現法を見出したことで書き進められた。
今回、サックス界巨匠の須川展也氏と、国内外で大活躍の大石将紀氏が演奏をお引き受けくださったことで、お二人の師弟デュオの音を思い描き、気持ちの高揚を覚えた。元気の良い、生き生きとした音楽を書きたいと思った。そして、ビタミンCの分子構造をモデルとした作品の構想が練られた。

 この作品を作曲中の8月、サックス奏者の原博巳さんが44歳の若さで急逝された。原さんとは今年3月にパリで再会し、演奏を聴かせていただいたのが最期となった。本日初演のお二人とも親交のあった原さんを偲び、原さんに捧げるトリルを作品の終わりに忍ばせた。(初演プログラムより)

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