「ショパン国際ピアノコンクール」が推奨する、ショパンの原典版楽譜の日本語版 (PWM社ライセンス版)
ポーランドの国家事業として、1960年よりヤン・エキエルが中心となり制作が進められたナショナル・エディション。その信頼性の高さから「ショパン国際ピアノ・コンクール」の推奨楽譜としても採用されています。 エキエルとカミンスキが、ショパンの自筆譜から弟子の楽譜に書き込まれたメモまで、あらゆる資料を精査・比較・検討して編纂した原典版「ナショナル・エディション」(通称エキエル版)の日本語版です。
本版では、ピアニスト/研究者である加藤一郎監修のもと、ナショナル・エディションの特色である「演奏に関する解説」「原資料に関する解説」をポーランド語から日本語へ翻訳。学習者はもちろんのこと、プロのピアニストや研究者にとっても価値の高い内容です。
特徴
ナショナル・エディションは、ショパンの生前に出版された作品を収めた「シリーズA」(ベージュの表紙)と、ショパンの没後に出版された作品などを収めた「シリーズB」(白い表紙)とで構成されています。 各巻には、ヴァリアント(異稿)や校訂の基となった原資料ごとの重要な相違点を説明する「原資料に関する解説」と、前打音やトリルの弾き方、ペダルの用法など、ショパン演奏における重要なポイントを記載した「演奏に関する解説」が付されています。
ラインナップ
ヤン・エキエル(Jan Ekier, 1913-2014)(写真右)
ショパン国際コンクールの審査委員長も務めたポーランドのピアニスト/教育者/研究者。
パヴェウ・カミンスキ(Pawel Kaminski)(写真左)
ポーランドのピアニスト/教育学者。エキエルの弟子で、原典版全般についての専門家として世界的に評価されている。
楽器愛好家や音楽教育に携わる方々に幅広い楽器・教材を提供しております。