アルフレッド・コルトー監修によるピアノ楽譜の日本語版 (サラベール社ライセンス版)

20世紀フランスを代表する大ピアニストであり、教育者としても名高いアルフレッド・コルトーが校訂・編集したショパン、リストなどの作品集。パリのサラベール社発行の著名なシリーズの日本語版(八田 惇 翻訳・校閲)です。 ショパンの作品を多く取りそろえているほか、リスト、シューベルト、シューマン、ツェルニーの作品も含まれます。また、コルトー自身が教育者として著した教則本『コルトーのピアノメトード』は、ハノンやツェルニーだけでは習得できない複雑なテクニックや指の独立を訓練する助けとして世界中で愛用されています。

特徴

楽譜にはコルトーの指使いが記されています。そのほかに、もっとも大きな特徴は、楽譜下部にコルトー自身による演奏への助言や練習方法が記されていることです。 まるでコルトーのレッスンを受けているかのように、どう弾くか、どのように練習するとよいかが具体的に示されており、練習のヒントや重要な演奏表現の示唆に満ちています。また、作品背景の解説にはコルトーの膨大な知識と経験が集約されており、演奏に際してたいへん役立ちます。 これらの作品を演奏するうえでの第一級の参考書となるでしょう。

アルフレッド・コルトー

アルフレッド・コルトー(Alfred Denis Cortot, 1877-1962)

20世紀初頭のフランスを代表するのピアニストで、エコール・ノルマル音楽院を設立し、多くの有名なピアニストを輩出した教育者としても知られる。ショパン、シューマンなどのピアノ作品の解釈の才知に長け、コルトーが校訂・編集した作品集は「コルトー版」として親しまれている。ピアニストとしては、世界中をめぐるコンサートツアーを行ない、カーネギーホールでのベートーヴェン協奏曲を演奏したり、作曲家立ち会いのもとラフマニノフのピアノ協奏曲を演奏するなど第一線を走り続けた。

楽器愛好家や音楽教育に携わる方々に幅広い楽器・教材を提供しております。

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