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2017年11月アーカイブ


 

「あー、なんで音大の図書館にいってもスコアがないねん!!」

 

いままでこのような苦い経験をされた音楽愛好家、研究者、演奏家の方も少なくないかと思います。

 

フランシス・プーランクの音楽をこよなく愛する人、彼の音楽を聴くのがたいへんお好きな方、
個性的なプーランクの楽譜に興味あるマニア・専門家の方、など
多くのプーランク・ファンの皆さんがこのスコアの登場をお待ちかねだった(と思います) 

●プーランク:ピアノ協奏曲ピアノ独奏とオーケストラのための協奏曲。1949年作曲)

のオーケストラ・スコアが、幾多の校訂、校閲の作業を経て、いよいよ全音スコアで出版されます。

世界初出版! 
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発行は 2017年12月15日 の予定です。
ぜひご注目いただき、今からご予約いただいて、楽しみにお待ち下さい。
 
 
 


本書は2016年に発売された『音伽噺』に続く第2弾!
 
今回の「木花咲耶」のレコーディングは、東京にほど近い避暑地に建てられたスタジオで行われました。
近隣には温泉施設や湖もある風光明媚な環境ですが、タイトなスケジュールゆえノンビリする余裕は全くなく、唯一の外出は食事の時間のみ。目前に広がる湖面にスワンボートや遊覧船。
「ボート乗りたい」「温泉に浸かりたい」と口々につぶやかれる誘惑に各々抗いつつ、食事を終えるとスタジオへとトンボ帰りなのでした。
ちなみに、いぶくろ先生は手漕ぎボートがお好きのようで、昔、某公園内の手漕ぎボートに一人で乗り、読書を楽しんでいたそうです。
「周りはカップルだらけで、変な目で見られましたけどね」
wwwそりゃそうでしょうwww
 
食事を終えてスタジオに戻り、次の収録へ臨む前にブース内で軽くストレッチを始めたいぶくろ先生。その間、こちらはガラス越しにいぶくろ先生の動向を横目で確認しつつ、エンジニア氏と次の楽曲の進行などを確認。いぶくろ先生は床に正座して、伸びをしたり前屈したり。入念ですね。
エンジニア氏の準備もほぼ完了したので、さてそろそろ?とブースを振り返ると、床に正座して前屈した状態のいぶくろ先生。
・・・動かない。
腕を胸元にたたみ込み、潰した「Z」型のまま、微動だにしない。しかも、コンパクトすぎる。
・・・ね、寝てる?
 
────
その後まもなく復活され、バリバリと収録をこなしていったのでした。
録りが一人だけのレコーディングは、非常に過酷なのです。
先生、本当にお疲れさまでした。
 
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▲録ったばかりのテイクを譜面とつき合わせて確認するいぶくろ先生。真剣です。


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本書は2016年に発売された『音伽噺』に続く第2弾!
 
昨年発売されたCD付箏入門『箏のいろは』に続き、今回の『木花咲耶』のレコーディングでも、いぶくろ聖志監修の文化箏「白鷺」を使用しました。和楽器バンドのライブやミュージックビデオなどで、「白鷺」を抱えたいぶくろ先生がズズイっと前に出てきて、ギターの町屋さんとツイン・リードを聴かせているので、ご存知の方も多いと思います。
ツイン・ギターやギター・バトルはロックの花形ですが、生箏でギターとバトルという時代が来るとは夢にも思いませんでした。目にも新しい。さすがはいぶくろ先生。
 
──話が逸れました。
その「白鷺」ですが、今回のレコーディングでは3面(箏は面と数えます)用意しました。
3面も用意する理由は、不慮の事故などでメインの白鷺が使えなくなった時のための予備、ということもありますが、今回は二重奏の収録を念頭に用意しました。
あらゆる楽器に言えることですが、同じ作り・仕様の楽器であっても個体差があります。その各々が持つ音のキャラクターを活かして、二重奏のサウンドに奥行きや深みを与えること、それが最大の理由です。
 
しかし3面も「白鷺」があると、作業上それぞれを区別する呼称がないとややこしい。
常日頃いぶくろ先生が使っているものは普通に「白鷺」と呼ぶとしても、残りの2面はどうする?
1面は「黒鷺」で満場一致。
残りの1面は?
エンジニア氏「・・・オレオレ鷺」
 
以後「せんせーい、今どれ使ってます?」「オレオレですー!」というようなやりとりが続いたのでした。
 
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▲いぶくろ先生と白鷺、黒鷺、オレオレ鷺。もはやどれが何だかわからない。


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本書は2016年に発売された『音伽噺』に続く第2弾!
 
『木花咲耶』の予告動画の撮影は、都内某所のアトリエと河川敷で行なわれました。
演奏シーンをガッツリ撮り終え、近くの河川敷へ移動。季節は夏の盛り。蒸し暑さと蚊の攻撃の中、いぶくろ先生は一向に意に介さず、クリエイターLW氏の指揮の下、アレコレと出されるリクエストに応えてくれました。
できあがった動画は、『木花咲耶』の添付CDに収録されている全7曲分のダイジェスト版になっています。
 
ちなみに、CDに収録されている音源は音楽配信等されませんので、本書でしか聴くことができません。
その一部を試聴できる動画で、いぶくろ先生の巧みな演奏と楽曲の魅力にぜひ触れてみてくださいね。
 
ところで、動画を見た知人から「いぶくろさん、なに捕まえてるの?」と訊かれたので、
「いぶくろ聖志しか見えない琴柱型の妖精」
と答えておきましたが、これで良かったでしょうか。先生?
 
気になる方はこちらをご覧ください。
いぶくろ聖志「木花咲耶」予告動画(外部リンクへ飛びます)
 
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▲動画より


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本書は2016年に発売された『音伽噺』に続く第2弾!
ただいま、入稿〆切に向けて絶賛編集中です。

いぶくろ先生(と平素、お呼びしています)もご多忙のなか、音源チェックや本文の校正などを進めていただいている状況で、〆切まであと一週間!(切った!汗)…先生も頑張っています。宜しくお願いします。

その、今だからこそ溢れる“いぶくろ聖志”の魅力が結実した『木花咲耶』を多くの皆様に触れていただきたく、制作秘話や裏話などをシリーズでお届けしていきますので、どうぞ宜しくお願い致します。

さて、今回の『木花咲耶』の撮影でいぶくろ先生が着用した衣装は、いぶくろ先生とgoukのデザイナー國友剛さんが話し合いを重ねて、本書のために作り上げた特別なもの。撮影当日には國友さん、営業部・プレスの山本さんのお二人も参加し、風になびくストールが美しい、いぶくろ先生の写真を撮ることができました!
そのオリジナル衣装が予約販売されるということですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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余談ですが、このgoukさんの衣装を身にまとい、いぶくろ聖志監修の文化箏「白鷺」で『木花咲耶』を弾いたら、いぶくろ先生の超完璧なコスプレが実現します。

「箏は弾けないんです」という方は、本書のCDをかけながら当て振りの「エア箏」という荒技がありますので、ぜひお試しください。

これでエア箏選手権やってみたいですね、いぶくろ先生?
 

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▲goukオリジナル衣装と文化箏「白鷺」


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