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弦楽器の最近のブログ記事


 

「あー、なんで音大の図書館にいってもスコアがないねん!!」

 

いままでこのような苦い経験をされた音楽愛好家、研究者、演奏家の方も少なくないかと思います。

 

フランシス・プーランクの音楽をこよなく愛する人、彼の音楽を聴くのがたいへんお好きな方、
個性的なプーランクの楽譜に興味あるマニア・専門家の方、など
多くのプーランク・ファンの皆さんがこのスコアの登場をお待ちかねだった(と思います) 

●プーランク:ピアノ協奏曲ピアノ独奏とオーケストラのための協奏曲。1949年作曲)

のオーケストラ・スコアが、幾多の校訂、校閲の作業を経て、いよいよ全音スコアで出版されます。

世界初出版! 
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発行は 2017年12月15日 の予定です。
ぜひご注目いただき、今からご予約いただいて、楽しみにお待ち下さい。
 
 
 


20世紀の伝説的ヴァイオリニストのふたり、ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)と、フリッツ・クライスラー(1875-1962)はある意味正反対のキャラクターを持っていた名手達ですが、なんと誕生日は同じ2月2日の今日とのこと。
また奇しくも二人とも1923年に来日していました。
 
ところで彼等が大活躍していた時分の1910年代、とある音楽記者からインタビューを受けて書かれた本『ヴァイオリン・マスタリー』が、全音楽譜出版社から今年の1月15日に出版、好評発売中です!!
 
この本には全部で24人の当時アメリカで活躍していた著名なヴァイオリニストへのインタビューがまとめられ、また若かりし日の溌剌とした彼等のサイン入りポートレート写真が美しい印刷で掲載されています。新しい日本語訳での出版です。
これまでも才能教育研究会の先生方、また日本弦楽指導者協会の先生方から大変好評を得ています。
 
この機会にゼヒ、この2代巨匠をはじめ、ティボー、エルマン、イザイ、スポルディングといった錚々たる演奏家達が語る面白いエピソード、タメになる話を読んでみては?
 

 

ヴァイオリン・マスタリー 名演奏家24人のメッセージ

フレデリック H. マーテンス:編著/角 英憲:訳/木野雅之:監修

A5判/264頁 

定価(税込) :2,592円 

 


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チャイコフスキー最後の大作で名曲の『交響曲第6番《悲愴》』は様々なエピソードが語られ、今も少なからず論議を残しています。
音楽好きな皆さんもよく利用されているウィキペディアで、この作品に関するページ「交響曲第6番 (チャイコフスキー)」 において、2016年12月に全音から出版しましたチャイコフスキー《悲愴》のリニューアルのスコアに掲載した『スコア制作ノート』が参考文献として取り上げられ、第4楽章の速度標示の問題についての項目が改稿(書き換え)されています。
 
詳細についてはWikipedia(日本語版)のページをご覧下さい。
 
 
 
リニューアルした新しいゼンオンスコア《悲愴》はこちら ↓ ↓ 
 
 http://shop.zen-on.co.jp/p/897123
 
(内容紹介)
スコアはひとまわり大きなA5判サイズになって見やすくなり、新しいきれいな浄書です。
スコアの制作に当たり、Breitkopf&Hartel社のスコアとパート譜を基本として、作曲家の自筆スコア、初版のスコア、またチャイコフスキー自身が編曲した4手ピアノ版をはじめ、Muzyka/Schott社のチャイコフスキー新全集のスコアおよび校訂報告などを資料として現在可能な限り正確な記譜に努めています。その校訂報告も併せて掲載。
特に第4楽章の速度標示については、詳細な報告つきでチャイコフスキー自身が記したものと後世の手によって記されたものが区別できるようになっています。
 
(mkt)
 
 
 


2016年4月新刊としてあらためてISR(International Standard Repertoires 国際標準レパートリー)シリーズで出版しました《ヴィエニャフスキー(ウィニアフスキー):ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調》は、これから本格的に上級レベルのヴァイオリンの勉強を始める人にはとても有効なコンチェルト作品です。

ところでこの曲の練習を始めた人は、うっ!! げろまじムズい!! と感じることがほとんどでは? しかしこの曲をある程度マスターできるかどうかが、この先ヴァイオリンをより上達できるかどうかの正念場となるのです・・・・・!
 
さてこのISRの〈ヴィエニャフスキーでは、パート譜の巻末に編者の佐々木茂生先生によって練習のためのサジェスチョン(提言)が書かれています。

その中から2つ具体的に例をあげてみましょう。

①まずは第1楽章で独奏の弾き始めの部分から。

『 70小節
 前の小節と少し気分を変えて、最初のF の音はていねいに弾く。たびたび現れる装飾音符は、3 連音符の頭の音に強烈なヴィブラートをかけて弾く。3 連音符は充分に歌い、続く8 分音符はリズム感をもってきちんと弾く。(この型はこれ以降も多数現れる)』

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②次に同じ楽章の中間部分への推移部で技巧的なスピッカートや重音奏法が連続する激しい部分から。

『 129小節
 スラーの3 つの音は、弓を弦に吸い付けて、使う弓の量はあまり多くなりすぎないように。以後の16分音符のパッセージは、左手の指の動きばかりに注意が集中しやすいが、ボーイングにも充分気を配り、総ての音が明確に出るように心がけて弾くこと。』

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以上、この2つの例から、練習方法や演奏上の工夫のためのアドヴァイスが丁寧に説明されている楽譜であることを垣間見ていただけたと思います

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★この楽譜の内容や詳細、ご注文はこちらまで★
 


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 2016年夏期オリンピックももう間近。
テレビの前に釘付けになって、「がんばれ日本!」の熱い声援を聞く機会が増えそうですね。
そんな夏に向けて、フルートやヴァイオリンで「日本のメロディー」を演奏してみてはいかがでしょうか?
 
ピアノ伴奏譜と、そのピアノ伴奏を収めたCD付ですので、一人でも、ピアノ伴奏の人とアンサンブルでも、2WAYでお使い頂けます。
また、アンサンブルの妙を知り尽くした作曲家によるアレンジですので、イベントやパーティなどでビシッとパフォーマンスしたい人に特にお薦めです。
 
「春よ、来い」「花は咲く」などの人気の曲から、奄美民謡をベースにしたNHK新日本風土記のテーマ曲「あはがり」、ちょっと変わったところでは「かごめかごめ」「ずいずいずっころばし」「あんたがたどこさ」を取り上げた「日本の遊び唄メドレー」など、海外の方に日本のお国自慢(?)をしたい時にも、ぜひ取り上げて欲しい曲ばかりですので、ぜひチェックしてみてくださいね!
 
フルートで奏でる日本のメロディー.jpg    ヴァイオリンで奏でる日本のメロディー.jpg
 
 


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