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ピアノの最近のブログ記事

 効果的な練習で無理なく力をつけるヒントや、やる気と自信を育てる工夫がたくさんつまった、
 
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ピアノの指導にとても熱心だったフランスの音楽教育家、作曲家であるル・クーペ(Félix Le Couppey 1811年4月14日-1887年7月4日)が、ピアノ学習者のために作曲した「ピアノのアルファベット」は、導入期を修了した生徒さんにおすすめの練習曲集です。
 
全25曲、1曲ずつ順番にA,B,C…がふられていているこの練習曲、御存知の方も沢山いらっしゃるかと思います^ ^
 
「ピアノのアルファベット」の特徴をまとめてみました
メロディーが美しく、ピアノで歌う力を身につけることができる
和声の響きが多彩で、生徒が飽きない
音階や5指の強化、レガート、スタッカート、重音、四声など総合的なテクニックの基礎が身につく
各曲に短いエクササイズつき
1曲が短く取り組みやすい
 
さて、せっかくこの曲集を勉強するなら、これらの特徴・特性を活かしたレッスン、練習をして、しっかり身につけたいですよね!
 
この「新こどもの ル・クーペ ピアノのアルファベット」では、ピアノを演奏する上で必要不可欠な
"自然に歌う力""テクニック"の基礎、そしてこどもの"やる気"を、効果的な練習で育てる方法をご紹介しています
 
 
"自然に歌う"ということについてそして、歌うことと"テクニック"の関係について、その他詳しい練習方法などはぜひ、楽譜を見て頂きたいのですが、ここで、こどもの"やる気"を育てる工夫を2つ、公開させて頂きます!
 
★まず1つ目
《練習目的を明確に!》
1つ1つの曲には、練習の目的があります。"ただ何と弾く"のと、"この曲で何を学ぶのか"を意識して練習するのでは、格段に効果に差がでます。
「これができるようになるための練習なんだな」と目的を理解していれば、やる気もアップです!
 
★そして2つ目
《目標設定》
この目標設定は、"本人が決める"ということがポイントです。
はじめに決めた期日に間に合わなくても問題ありません。間に合わないなと思ったら、また目標を修正して、とにかく最後まで"本人が決める"そして、最後には"達成する"ことが大切。
達成した時に先生は思いっきり褒めてあげてくださいね!
自信とやる気がアップします^ ^
 
 
などなど…
こどものレッスンにぴったりの情報もたくさん詰まった曲集です♪
 
 
さて、このシリーズは、それぞれ 曲集毎の特性を最大限に活かしたレッスン、練習ができるように作られています。
例えば、
『新 こどもの ブルクミュラー25の練習曲』では、
 
“表現力がぐんぐん育つ!はじめてのイメージトレーニング"をテーマに、
各曲のタイトルにまつわる風景や模様のカラー写真やイラスト、充実した解説など、イメージのヒントを沢山収載しました。
 
2016年6月現在で、「新こどもの ハノン」「こどものツェルニー100番」「新こどもの ブルクミュラー25番」「新こどものソナチネアルバム」「新こどもの ル・クーペ ピアノのアルファベット」全5点 。こどものレッスンのことを考えて、考えて、考えぬいて作られました^ ^
各曲集につきましてはまた別の記事でご紹介させていただきます
 
 


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モーツァルト:ピアノソナタ イ長調[トルコ行進曲付き]
 
 

こちらは、2014年9月にハンガリーの図書館で発見された自筆譜に基づく原典版です!

この「世紀の大発見」では、永遠に失われてしまったと考えられていた第1楽章(途中)から第2楽章にまたがる4枚分の自筆譜が見つかりました。
これにより、モーツァルト本来の意図が初めて明らかになったのです
 

特に、第2楽章のメヌエットのある部分は、今まで多くの版で短調で書かれていましたが、
本当は長調だったことが判明(なぜこのような事が起こってしまったのかは、巻頭の【校訂報告】をお読み頂くとスッキリ解明します!)


他にも、今まで聞き慣れていた音とは違う部分もあり、最初こそ違和感がありましたが、約200年の時を経て、新たな “モーツァルトの音” を体感できるというのは、大変貴重な巡り合わせだなぁと静かに興奮しております

 

解説や校訂報告も充実しており、読み応えたっぷりですので、
ぜひ皆さま、一度お手にとってみてください!

 

校訂・解説:渡邊順生
ピアノソナタ イ長調【トルコ行進曲付き】



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田村智子先生のピアノ教本『わかーるピアノ』の2巻と3巻が、4月15日に発売になりました
 
 昨年の11月に『プチ・わかーる』を発売してから5ヶ月、ようやくシリーズが完結いたしました〜!
 

編集期間を入れると1年以上、田村先生と打合せに打合せを重ね、ゴールを目指してきました。
ゴールまでの道のりは決して平坦ではありませんでしたが、終わってしまうと寂しいです

 
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 打合せ中や校正中、何度お腹を抱えて笑ったことでしょう

田村先生のオリジナル曲はあちらこちらに “ギャグ” が散りばめられていて、本当に楽しい時間でした。

それもこれも、このテキストが、「生徒がピアノを好きになる!」「先生と生徒の笑顔がはじけるレッスン」を目指して作られたからこそ、です。

 

田村先生は、「とにかく、子どもたちに音楽って楽しい!を実感してもらいたい」とおっしゃっています。
そして、「教える先生にも、もっと元気になってほしい!」ともおっしゃっています。

日頃から、子どもたちともピアノ講師の方々とも接する機会の多い田村先生だからこその「願い」です。

 

歌って遊びながら音楽の楽しさを学んでいくこのシリーズが、先生も生徒も元気にして、ひとりでも多くの「ピアノ大好き!」の声を生んでいけますように

 

◎今後のセミナー情報等は下記でご確認いただけます♪

http://www.zen-on.co.jp/score/waka-ru/



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 バイエルといえば、最も有名なピアノの入門テキストです。
多くの人がこの「バイエル」を使ってピアノを習い始めたのではないでしょうか。
 
全音楽譜出版社では、たくさんの種類の「バイエル」を出版しています。『標準バイエル』『全訳バイエル』『指づかいつきバイエル』『最新バイエル』『子供のバイエル』…
 
いったい、どうちがうの!?
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このようなお問い合わせをよく頂きます。
それぞれのちがいと特長についてご紹介しましょう。
 
まず最初に言えることは、すべて同じ「バイエル」であるということ。
「バイエル」とはご存じのとおり作者フェルディナント・バイエルFerdinand Beyer(1803-1863)のことであり、要は「バイエル氏が書いた教則本」のことを我々は「バイエル」と愛称で呼んでいるのです。
本来の出版物名は「Vorschule im Klavierspiel」。その名の通り「ピアノ演奏の初歩」という意味です。
 
 
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それでは、出版物のちがいについてご紹介します。
 
 
日本で古くから最も多くの人に使われているものです。進度に合わせた併用曲を24曲収載しています。
 
 
『標準バイエル』は解説を省略したり、文章を変更したりしている箇所がありますが、この『全訳バイエル』では、原書に忠実に翻訳しています。「全訳=全部訳した」という意味です。日・英・独の3カ国語を掲載。
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併用曲は数曲ですが、巻末に「エリーゼのために」を掲載しています。学習者の目標となるように憧れの曲を掲載する工夫がされています。
 
『全訳バイエル』とほぼ同じです。ちがうところは、「全ての音に指番号をつけてある」ところです。
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短期間でバイエルを克服したい、保育士や小学校教諭を目指す方や、大人になってから独学でピアノを始める方に適した内容です。併用曲は収載していませんが、巻末には「エリーゼのために」を掲載しています。
 
原書のバイエルとは大きく異なります。現代のレッスンに合った内容になるよう改変されています。たとえば、曲順の入れ替え、調の配列の検討、指練習の挿入、併用曲の挿入など、より楽しく、かつ効果が上がるように変更されています。
 
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言わずと知れた大ベストセラーです。内容はバイエルそのままですが、子供が使いやすいように音符を大きくしたり、親しみのある曲を併用曲としてたくさん収載したり、イラストを入れたりしています。「赤バイエル」「黄バイエル」などとも呼ばれています。
今ではたくさんの会社から出版されていますが、最初にこの「子ども用バイエル」を出版したのは全音楽譜出版社で、当時の若い編集部員が考えた企画だそうです。
 
 
 
バイエルといっても本当に様々ですね!
是非、用途に合う「バイエル」を探してみて下さい。
 
 


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歌謡曲のピアノ伴奏譜ってなかなかないんですよねぇ…
探すの苦労しませんか
 
そんな中登場したのが、全音「ピアノ伴奏シリーズ ザ・歌伴」
 
うたばん・・・歌の伴奏ですね。
 
演歌・歌謡曲にあまり親しみのない若い方達もそういった曲を演奏する機会が増えていると聞きます。
でも、コードネームしか書いていないメロディ譜だけでは気の利いた伴奏が付けられない・・・
そんな方々にも最適なシリーズです!
 
あまり曲を知らなくても、その世界では超有名な曲がたくさん入っているので、そういった意味でも安心です。
 
楽譜の作りは歌の楽譜とピアノ楽譜が合わさった3段譜です(一応コードネームも付いています)。
 
ただの和音伴奏ではなく、歌を盛り上げるオブリガート(いわゆる合いの手のようなもの)も、なるべく原曲より採用していて、気の利いた伴奏ができます。レベルとしてはカンタン過ぎず難し過ぎず…といったところでしょうか。
 
イントロ、間奏、後奏はもちろん付いてます!ほとんどの曲はオリジナル曲に沿っています。キーも#や♭が多すぎる場合を除いて、ほぼ全曲オリジナルキーになっています。
 
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現在このシリーズでは、色々な切り口(ジャンル)で、7冊出版されています。
それぞれ20〜30曲を収録されています。
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■ド演歌名曲 編
 日本の心、演歌の名曲たち。昭和50年〜最新ヒットまで。

■不滅の歌謡曲 編
 色褪せない歌謡曲の数々…昭和40年頃〜平成まで。

■昭和流行歌 編
 歌謡曲の黄金期、昭和30年代を中心に。

■昭和懐メロ 編
 懐かしの昭和10〜20年代の懐メロをセレクト。

■青春歌謡 編
 1960年代の青春を謳った歌謡曲を厳選。

■世代を超えて愛される名曲 編
 歌い継がれる超名曲を揃えました。

■懐かしの洋楽ポップ 編
 1960年代前半の洋楽ポップを日本語で歌えます。
 
…くわしい曲目やご購入はこちらより


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